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2006/02/07

スピードはみんなのもの ドイツNO.9

バイパスの交通標識hpp9102265

 オーバーアマガウは人口5000人あまりの小さな村だ。村中の家がフレスコ画で飾られている美しい町並みがある。町の西側を通るバイパス(オイゲン・パプスト通り)に珍しい交通標識がある(写真右)。これは制限速度を表示したものではない。通過する車の速度を測定して直ちに表示し、ドライバーへ速度を知らせるためのものだ。もちろん、歩行者や通りがかりの人たちにも見える。15分ぐらい観察していたが、35キロ、40キロと、車が通過するたびに表示が変わった。写真は、左側に写っている車の通過速度が時速30キロであることを表している。

 このバイパスは、アルプス地方のガルミッシュ・パルテンキルヘンやミッテンバルト、国境へ抜ける通りなので比較的交通量が多い。そこで、村では速度を自粛してもらうために、この標識を立てたようだ。ドライバーは車内のメーターで速度がわかるが、視線の動きを考えると運転視界にある表示のほうが自然に目に入る。また、速度が多くの人に見られているということで自重するであろう。標識は、通過する多くの車と住民に共通のスピードメーターと言える。すなわち、スピードはドライバーだけのものではないのだ。制限速度はわかっていてもオーバーしまうことがあるので親切な警告と言えなくもない。一方、ドイツ人ドライバーにとってはよけいなおせっかいかもしれない。

 

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