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2006/01/30

赤レンガ倉庫 横浜No.4

文化財保存の違い hpp1295301

 横浜のMM21新港地区にある赤レンガ倉庫は、横浜の代表的な西洋建築である。かつては横浜港のエキゾチックな雰囲気を高めていた。南側の新港埠頭煉瓦1号上屋(うわや)が大正2(1913年)年、北側の2号上屋が明治44年(1911年)の竣工だ。1986年ごろまでは本来の倉庫としての機能と雰囲気があっhpp1295320 た。ときどき撮影に行くと、トランペットを吹いたり、絵を描いたり、読書をしたり、それぞれ自分の時間を楽しむ人々に出会ったものだ。ときには、バイクや車を持ち込んで、レンガ倉庫を背景に愛車をながめたり(写真右上)、カメラに収める風景も見られたものだ。多くの映画やコマーシャルの撮影ロケ地にもなっていた。1987年夏、市内の歴史的建造物をライトアッhpp1295316プする催し物が開催された(写真右中)。そのころから 落書きがひどくなってきた。1989年になると倉庫の1階部分はほとんど落書きで覆われるようになった(写真右下)。そのうちに工事用の囲いで仕切られ修復が始まった。現在、観光史跡として広く一般に公開されるようになったのは良いが、往時の雰囲気はなくなってしまった。1980年代、倉庫のわきに貨物船が停泊し、トラックが行きかい、 船員が荷役作業をしていたころがなつかしい。昨日、新港地区へ行ってみたらスケートリンクが特設されていた(写真下)。

hpp1290024  ドイツ北部、エルベ河の河口近くにある港町ハンブルグはドイツ第二の大都市である。港をかかえた大都市であることで、横浜と似た位置づけにある。そこに、壮麗な赤レンガ倉庫がある。運河をはさんで両側に1キロを越す長大な倉庫が連なる。途中2個所ほど切れ目があり、運河を渡る橋がかけられている。そこに立つと、両側の赤レンガが城壁のように立ちhpap1295304 はだかり圧倒される(写真左)。中世以来、城と城壁を造り続けてきたドイツ人らしい建築であると思う。この外観が横浜の赤レンガ倉庫と実によく似ている。ガイドブックには100年以上前に建設されたと書かれているので、横浜の倉庫よりは少し古いようだが、外観の類似から、この二つには何らかの関係があると思われる。ハンブルグの倉庫は現在も現役だ。一部、オフィスやギャラリーなどになっていた。横浜と違うところはあくまで港の一部として機能していることだ。

 両市の赤レンガ倉庫を比較すると、落書きの問題や文化財の保存など日本とドイツの違いがわかる。

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